5月2日(金)に高校2年生校外授業が行われました。
高校2年生は「下町」をテーマに上野~浅草を事前に班で決めたルートに沿って、活動しました。
上野駅をスタート地点としたため、多くの班は国立科学博物館などの各博物館やアメヤ横町などを散策してました。
そののち、東京スカイツリーにて、再集合し、展望デッキに行きました。
展望デッキから見る町並みは、ミニチュアを見ているようでした。
その後、午後は昼食をとったのち、浅草付近の情緒あふれる町並みを感じながら、雷門を通過し、浅草寺にて解散しました。
古き良き日本の姿を今も残す下町を1日歩き、生徒諸君が感じたことは大きいと思います。
また、自分たちでルートを計画することは、今夏に行く「修学旅行」の良い練習となったことでしょう。
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6月14日(土)に開催される中学体育祭に先立ち、4月23日(水)、「カラー結団式」が行われました。
学年ごと、クラスごとの行事は多々ありますが、中学1年生から3年生までが学年の枠を超え、一つの目標に向かって団結していく行事はこの体育祭しかありません。だからこそ生徒たち、特に学校生活で最後の体育祭となる3年生は並々ならぬ思いを胸にこの行事に臨み、「最高の体育祭」にするべく試行錯誤しながら創り上げていきます。
▲初めての体育祭となる1年生は緊張の面持ち ▲司会進行も生徒が行います
このカラー結団式の進行はもとより、体育祭の企画・運営や、スローガン、テーマソングの決定と、あくまで中心となるのは生徒です。この日も、度重なる会議で打ち合わせてきたことを実践の場で見事に成し遂げてくれました。
▲実行委員による開会の挨拶 ▲スローガンも生徒が考えたものです
そしていよいよカラー抽選。1・2年生が抽選箱からカラーボールを引き、事前にカラーが決定している3年生と合流して4カラーに分かれることとなります。
▲2年生の代表が青を引きました! ▲盛り上がる青組3年生諸君!
▲1年生の代表が赤を引くと… ▲大いに湧き上がる赤組3年生諸君!
その後は各カラー3年生応援団によるパフォーマンス。新学年発足後から今日に至るまで、意見をぶつけながら入念な準備を続けてきました。
トップバッターとなったは緑組は、突如現れた覆面の男に絡まれた女性(?)を団長が助け出すというストーリー。秀逸な女装や大仏の覆面は会場からの笑いを誘いました。
▲見事な変装とストーリーでした ▲会場は大いに盛り上がりました!
次に青組が続きます。その内容は、団員全員でブルーハワイシロップを溶かした水を一気飲みし、飲むのが最も遅かった団員がパフォーマンスをするというもの。あっと驚く結末に会場は騒然となりました。
▲この時点で結果は見えている気も… ▲この後の展開に会場内の誰もが息を呑みました
続く赤組は、気弱そうな青年が銀行強盗の場に居合わせ、銃で撃たれた銀行員の仇を取るべく立ち向かい、最終的に3カウントを奪い勝利するというシナリオ。その演技力や予想もつかない展開に、会場は笑いの渦に巻き込まれます。
▲笑いを誘う秀逸なストーリー ▲会場からは3カウントの合唱も!
そして最後は黄色組。街で絡んできた不良たちを団長が圧倒的な威圧感で跪かせ、応援団を結成するという内容で会場を盛り上げてくれました。
▲団長の迫力は圧巻でした ▲最後は馬になり担ぎ上げられました
結団式終了後は決まったばかりのカラーに分かれて円陣を組み、応援団が中心となって気合いを入れます。「俺は!」で始まる気迫のこもった自己紹介は男子校ならではでしょう。
▲3年生は否が応でも気合いが入ります ▲教員も熱い思いで見守ります!
いよいよカラーが決定し、6月14日(土)の本番に向けて練習が始まります。もちろんうまくいくことばかりではありません。大いに失敗してください。その悔しさ、そしてそれを乗り越えてこそ味わえる達成感、感動は何にも代えがたいかけがえのないものであり、必ずや生徒諸君を大きく成長させてくれることでしょう。我々教職員も、これからの生徒諸君の取り組みを楽しみに見守っています。
宿泊オリエンテーション大成功!
新たな出会いを共に喜び合おう!
入学式、対面式と、いわば「始まり」の行事が第二部まで催された翌日、4月11日から2日間に渡り、第三部として「オリエンテーション」が実施されました。この企画の目的は、内部進学生と高校入学生との間の「壁」を壊し、高1生徒全員と高1スタッフは仲間であると認識してもらうということにあります。また、単なる宿泊を伴う行事ではなく、ここから「高校生活」が始まることを十分に理解し、新たな「自分」を目指していくための契機としてほしいという願いのもと、実施に至りました。
午後から第二多目的ホールに新高一の新たな仲間たちが集い、いよいよ開校式。先人はより良く生きていくために、人生のある時期に線を引いて、それまでの自分と、それ以降の自分を峻別し、「生まれ変わる」という経験をしてきました。その一線を引く儀式としての意味合い、中学生までの自分とはまったく違う自分になる契機としてのオリエンテーションであることをお話しさせてもらいました。また、高入生に関しては、早く新しい環境に慣れること。そして、生徒諸君の人生をより面白く、より輝かしいものにする新たな出会いを大切にし、六貫生と高入生の垣根を取っ払い、存分に交流してほしいとお話しました。
そうして始まったオリエンテーション。まずは生徒諸君の3年間を支えるために揃った学年スタッフの紹介。さまざまなメッセージとともに紹介がありましたが、私たちの顔と名前もぜひすぐに覚えてくださいね。 | ![]() |
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続いて学校長講話、授業カリキュラムや単位認定の説明、生活上のルールやマナーについてのお話、生徒会活動と組織の紹介と話を聞きました。高校生活は、「自律」と「自立」の精神を持って主体的に動いていく必要があることを学んだかと思います。 高校3年間の流れを理解してもらうためのDVDでは、卒業生の3年間の思い出をまとめたDVDを西村先生にコメントを添えてもらいながら観賞し、佼成学園での素晴らしい3年間がこれから始まるのだという気持ちでわくわくしたのではないでしょうか。 |
そして、生徒たちが最も楽しみにしていたプチ球技大会。6月に行われる球技大会に先立って、サッカー、バスケット、卓球に分かれて、クラスの親睦を深めるとともに、全クラスとの交流を目的として総当たりのかたちで実施されました。どの競技も大盛り上がりとなり、生徒たちの感想にもあったように、自然に親密な交流が生まれ、気がついたら新たな仲間と笑い合っているという場面が幾度となく生まれていたようです。E組・F組の抜群の強さと、校庭に響くG組の学園歌が大変印象的でした。 | ![]() |
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その後、A~D組は夕飯、E~G組は部活動紹介というかたちで分かれていきます。部活動紹介は、六貫生が本校のクラブ活動を紹介し、高入生に知ってもらうというもの。六貫生たちは、時間のない中でスライド資料を用意したり、実演のパフォーマンスを準備したりと、新たな仲間たちを歓迎する温かい雰囲気をつくってくれ、大変素晴らしかったと思います。また、ここでも高入生が飛び入りで部紹介のパフォーマンスに参加するなど、笑いが絶えない時間となりました。 |
A~D組生徒たちは一足先に食事を済ませ、第二団参会館へと移動。広々とした部屋に一同大いに気分も高揚したようです。入浴を済ませると、初日最後の企画はチューターとの座談会。15・16人を一つのグループとして車座になり、これからの高校生活で必ずお世話になるであろう本校卒業生のチューターと交流をします。「高校の勉強はどのように臨むべきか」や「部活動との両立のコツ」からプライベートな話題まで、和気あいあいとした雰囲気で話をすることができました。少し時間がずれるかたちで第二団参会館に入館した高入生も、チューターがそれぞれの部屋を訪れてくれたことで、関わりを持つことができました。少しの時間であっても話ができてとても良かったという声も多く聞かれました。 | ![]() |
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二日目の朝、生徒たちは寝ぼけ眼をこすりながらも時間通りに第二団参会館を出発し、第二多目的ホールにて朝食。準備も片付けもしっかりとやってくれたおかげで、予定通りに行程は進みます。寝食を共にし、かなり融和を図ることもできていましたが、続くエンカウンターでさらに交流は深まります。 |
まずは、「名刺交換」です。黄色の名刺(9枚)を持った六貫生と、緑の名刺(13枚)を持った高入生が、自分の名刺を渡し、すべて違う色の名刺と交換してくるというもの。要するに、六貫生と高入生が必ず新たに出会うというエンカウンターです。また、名刺を渡したら必ず握手するというルールとし、新たな出会いを互いに喜び合います。続いて、「さまざまなグループを作る」というエンカウンター。 | ![]() |
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これは、自分と共通点を持つ人を探して、見つかったら互いの用紙に署名をし合い、ハイタッチをするというもの。同じ誕生月、行ってみたい国、好きな女性芸能人といったかたちで、徐々に相手が見つけにくいお題にしていきましたが、これが大盛り上がり!特に後半のお題では、自分と趣味の合う仲間を見つけられたときの生徒たちの喜びようは、半端なものではありませんでした。しかし、最も大事なのは実際に話してみることです。事前に受け取った自分の名刺に記されたグループ番号に従って、六貫生と高入生混合の5人グループでじゃんけんトークが開始されます。 |
おおよそ六貫生3人、高入生2人の割合で編成された各グループで、じゃんけんによって決定されたお題について、話をしてみます。その話を通じて、「中学時代にどのような学校生活を送っていたか」、「高校生活においてどのような目標を持っているのか」、はたまた「明日世界が終わるなら何をするか」といった、それぞれの人となりが自然と分かっていくようなお題で話を弾ませました。グループによっては、さっそく厚い友情が芽生えたところもあったようです。 その後の学年主任・阿部先生の講話では、どのように学校生活を送るかは自分次第であるが、意識と取り組み次第では人生は大きく変えられるのだという話がありました。 |
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続いて、昨晩一夜をともにしたチューターから、高校生活をどのように送るべきかというお話をいただきました。六貫生、高入生、文系、理系、運動部、文化部さまざまなタイプの先輩たち7名が思い思いに高一生徒諸君に熱い話をしてくれました。自分の望む大学へ進学を意識し始めた生徒たちにとっては、高校生活を謳歌しながら志望大学への進学を掴みとった先輩たちの話は刺激的だったのではないでしょうか。 |
最後に、進路指導部主任であり、高1スタッフである西村先生から進路に関わる重要なお話がありました。大学進学への道の多様性、可能性を広げていくための学校生活や、学習面におけるシステムのお話を中心にスライドを用いて説明してもらいました。そして、後半はアクティビティの時間となり、「3年後の自分」「10年後の自分」を考え、それぞれシートに書いてもらいました。 | ![]() |
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これは未来への宣言の意味合いもありますが、今自分が自分の未来をどう考えているのかという現在の立ち位置の確認作業でもあります。それぞれ頭を悩ませながらも、未来をイメージしながら筆を進めていました。具体的に「〇〇大学へ進学!」と書いている生徒や、「強く優しい男になっている!」という展望を綴る生徒など、思い思いに来たるべき未来に思いを馳せていました。高校生になったばかりのこのタイミングで、将来をイメージし、頭の中で夢を描く大変良い機会になりました。 |
そして、すべての行程が終わり、最後にG組学級委員の三宅君から締めくくりの大変立派な閉校式挨拶をもらい、オリエンテーションは終了となりました。六貫生と高入生との交流・融和を図るということ、高校生としての新たな自分を目指していくための契機とするということ、 | ![]() |
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本校初の試みである高1宿泊オリエンテーションの2つの大目標が、こちらが想定していた以上に達成されたのではないかと思います。大成功のオリエンテーションによって高一学年は最高のスタートを切れました。さあ高一生徒諸君、この仲間とともに、これからの自分の道を切りひらいていこう! |
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新たな仲間と共に、この3年間を充実させ、自分が思い描く未来を手にしよう! | |
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本校では中学2年生・3年生に「オーストラリア・ホームステイ」プログラム、そして高校1年生・2年生には「英国語学研修」プログラムを紹介しています。
特に、高校生が対象となるこの「英国語学研修」は、参加生徒の語学習得への好影響とともに、世界中から集まった学生達との交流を通して貴重な経験を積むことができるプログラムとして強くお勧めしています。
学習面においては、現地での英語力向上は明らかです。また、帰国してからの語学学習に対するモチベーションは大学受験を控えた生徒諸君には非常に有効なものとなるでしょう。
今年度の「英国語学研修」プログラムには、世界大学ランキングで常にトップクラスのオックスフォード大学、第二次大戦の経験により平和学習に注力しているコベントリー大学に加え、本校と提携を結んでおり、英国最大の大学であるロンドン大学へ訪問することとなりました。そのスケールの大きさに、生徒諸君の知的好奇心は大いに刺激されることでしょう。
この説明会では語学研修の行程や内容などについてお話させていただき、最後に本校で作成した昨年度の英国語学研修ビデオを上映し、生徒諸君、保護者の皆様にこの研修全体のイメージをつかんでいただく機会となりました。
▲研修地は自然豊かなコッツウォルズ地方のチェルトナム ▲昨年度研修の模様を見ながらの説明
「英国語学研修」は生徒諸君の語学力向上のみならず、視野を広げる絶好の機会となることでしょう。多くの生徒諸君の参加をお待ちしています。
◆申込み締切り : 5月10日(土)
桜の花が舞い散り、頬をなでる風が暖かく感じられる4月9日(水)、「平成26年度佼成学園中学・高等学校入学式」が挙行されました。
▲新たな「始まり」を祝福するかのような晴天に恵まれた入学式
新入生たちはこれから始まる学校生活に緊張しながらも、大きな期待を胸に今日の日を迎えたことでしょう。大きめの制服に身を包み、「佼成学園」の生徒として身の引き締まる思いで門をくぐったのではないでしょうか。
▲緊張のクラス掲示 ▲校章をつけていよいよ「佼成学園」の生徒に
今年度の入学式は、昨年度リニューアルした体育館で執り行われました。開式時刻になると、学級担任に引き連れられた新入生が大きな拍手に迎えられて堂々と入場しました。
▲「威風堂々」に合わせ入場! ▲立派に「君が代」を斉唱しました
開式の辞の後は入学許可並びにに学校長訓示、学園理事長式辞と続き、学級担任が紹介されます。その間も新入生は背筋を伸ばし、立派な姿勢で壇上に真剣な眼差しを向けていました。
▲新たなる決意を胸に訓示を聴く新入生諸君 ▲中学1年生も聴く姿勢は大変立派でした!
そして、新入生を代表して中村歩君が「誓いの詞」を述べてくれました。
誓いの詞
「やわらかな風が頬をなで、暖かな陽の光が差し込むこの日、私たち新入生一同は、佼成学園へ入学できる喜びと学園生活への期待で胸が高鳴っています。この世に生を受けてから今日まで、そしてこれからも私たちの成長を見守ってくださる両親、また、本日このような盛大な式を挙行してくださっている学園関係者の方々並びに周囲の方々に心より感謝申し上げます。
これより私たちは、新しい学園生活の中で学び、成長することとなりますが、ただ勉学に励むだけでなく、『行学二道』の精神のもと、部活動や委員会活動にも精を出して、日々奮闘していく所存です。
これからの学園生活は私たちが主役です。一つ一つの行事に全力を尽くし、その中で主体性を養うとともに仲間たちとのきずなを深めていきます。また日々の生活の中で先生方のご指導をいただきながら自律心を持ち自身を律していくことで立派な大人へと近づいていきたいと思います。しかし時には苦しいこと、つらいこと、自分一人ではどうしようもできないことが私たちの前に立ちはだかることと思います。たとえどのような苦難に直面しても、ふと周囲を見渡せばそこにはたくさんの仲間や先輩方、そして先生方がいます。このような心強い味方がいることを胸に秘め、自分自身が信じた道を歩み、幾多の苦難をも乗り越えていきたいと考えています。また、一日一日を大切にし、様々なことに興味を持ち、幅広い視野と柔軟な思考を確立していくことで、社会に貢献できる人を目指します。
最後になりましたが、私たちはたゆみない努力を続け何事にも全力で取り組み、たとえ辛いことがあったとしても向き合っていく所存です。そして仲間と切磋琢磨しながら学園生活を最高のものにすることをここに誓います。
平成26年4月9日 佼成学園中学高等学校 新入生代表 中村 歩」
▲新入生代表・中村君による誓いの詞 ▲堂々の退場姿!
その後は場所を各教室に移し、最初のホームルームが行われました。ホームルームでは担任教諭の自己紹介や各種連絡、配布物等がありました。式に引き続き、新入生たちは立派な姿勢で担任の話に耳を傾けてくれました。
▲通信物を熟読する新高校1年生諸君 ▲力強い眼差し!
新入生諸君、保護者の皆様、ご入学誠におめでとうございます。そして、ありがとうございました。