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2014/04/25

[高1]宿泊オリエンテーション大成功!

宿泊オリエンテーション大成功!


新たな出会いを共に喜び合おう!

オリエンテーションご報告

入学式、対面式と、いわば「始まり」の行事が第二部まで催された翌日、4月11日から2日間に渡り、第三部として「オリエンテーション」が実施されました。この企画の目的は、内部進学生と高校入学生との間の「壁」を壊し、高1生徒全員と高1スタッフは仲間であると認識してもらうということにあります。また、単なる宿泊を伴う行事ではなく、ここから「高校生活」が始まることを十分に理解し、新たな「自分」を目指していくための契機としてほしいという願いのもと、実施に至りました。
午後から第二多目的ホールに新高一の新たな仲間たちが集い、いよいよ開校式。先人はより良く生きていくために、人生のある時期に線を引いて、それまでの自分と、それ以降の自分を峻別し、「生まれ変わる」という経験をしてきました。その一線を引く儀式としての意味合い、中学生までの自分とはまったく違う自分になる契機としてのオリエンテーションであることをお話しさせてもらいました。また、高入生に関しては、早く新しい環境に慣れること。そして、生徒諸君の人生をより面白く、より輝かしいものにする新たな出会いを大切にし、六貫生と高入生の垣根を取っ払い、存分に交流してほしいとお話しました。

そうして始まったオリエンテーション。まずは生徒諸君の3年間を支えるために揃った学年スタッフの紹介。さまざまなメッセージとともに紹介がありましたが、私たちの顔と名前もぜひすぐに覚えてくださいね。
続いて学校長講話、授業カリキュラムや単位認定の説明、生活上のルールやマナーについてのお話、生徒会活動と組織の紹介と話を聞きました。高校生活は、「自律」と「自立」の精神を持って主体的に動いていく必要があることを学んだかと思います。
高校3年間の流れを理解してもらうためのDVDでは、卒業生の3年間の思い出をまとめたDVDを西村先生にコメントを添えてもらいながら観賞し、佼成学園での素晴らしい3年間がこれから始まるのだという気持ちでわくわくしたのではないでしょうか。
そして、生徒たちが最も楽しみにしていたプチ球技大会。6月に行われる球技大会に先立って、サッカー、バスケット、卓球に分かれて、クラスの親睦を深めるとともに、全クラスとの交流を目的として総当たりのかたちで実施されました。どの競技も大盛り上がりとなり、生徒たちの感想にもあったように、自然に親密な交流が生まれ、気がついたら新たな仲間と笑い合っているという場面が幾度となく生まれていたようです。E組・F組の抜群の強さと、校庭に響くG組の学園歌が大変印象的でした。
その後、A~D組は夕飯、E~G組は部活動紹介というかたちで分かれていきます。部活動紹介は、六貫生が本校のクラブ活動を紹介し、高入生に知ってもらうというもの。六貫生たちは、時間のない中でスライド資料を用意したり、実演のパフォーマンスを準備したりと、新たな仲間たちを歓迎する温かい雰囲気をつくってくれ、大変素晴らしかったと思います。また、ここでも高入生が飛び入りで部紹介のパフォーマンスに参加するなど、笑いが絶えない時間となりました。
A~D組生徒たちは一足先に食事を済ませ、第二団参会館へと移動。広々とした部屋に一同大いに気分も高揚したようです。入浴を済ませると、初日最後の企画はチューターとの座談会。15・16人を一つのグループとして車座になり、これからの高校生活で必ずお世話になるであろう本校卒業生のチューターと交流をします。「高校の勉強はどのように臨むべきか」や「部活動との両立のコツ」からプライベートな話題まで、和気あいあいとした雰囲気で話をすることができました。少し時間がずれるかたちで第二団参会館に入館した高入生も、チューターがそれぞれの部屋を訪れてくれたことで、関わりを持つことができました。少しの時間であっても話ができてとても良かったという声も多く聞かれました。
二日目の朝、生徒たちは寝ぼけ眼をこすりながらも時間通りに第二団参会館を出発し、第二多目的ホールにて朝食。準備も片付けもしっかりとやってくれたおかげで、予定通りに行程は進みます。寝食を共にし、かなり融和を図ることもできていましたが、続くエンカウンターでさらに交流は深まります。
まずは、「名刺交換」です。黄色の名刺(9枚)を持った六貫生と、緑の名刺(13枚)を持った高入生が、自分の名刺を渡し、すべて違う色の名刺と交換してくるというもの。要するに、六貫生と高入生が必ず新たに出会うというエンカウンターです。また、名刺を渡したら必ず握手するというルールとし、新たな出会いを互いに喜び合います。続いて、「さまざまなグループを作る」というエンカウンター。
これは、自分と共通点を持つ人を探して、見つかったら互いの用紙に署名をし合い、ハイタッチをするというもの。同じ誕生月、行ってみたい国、好きな女性芸能人といったかたちで、徐々に相手が見つけにくいお題にしていきましたが、これが大盛り上がり!特に後半のお題では、自分と趣味の合う仲間を見つけられたときの生徒たちの喜びようは、半端なものではありませんでした。しかし、最も大事なのは実際に話してみることです。事前に受け取った自分の名刺に記されたグループ番号に従って、六貫生と高入生混合の5人グループでじゃんけんトークが開始されます。
おおよそ六貫生3人、高入生2人の割合で編成された各グループで、じゃんけんによって決定されたお題について、話をしてみます。その話を通じて、「中学時代にどのような学校生活を送っていたか」、「高校生活においてどのような目標を持っているのか」、はたまた「明日世界が終わるなら何をするか」といった、それぞれの人となりが自然と分かっていくようなお題で話を弾ませました。グループによっては、さっそく厚い友情が芽生えたところもあったようです。
その後の学年主任・阿部先生の講話では、どのように学校生活を送るかは自分次第であるが、意識と取り組み次第では人生は大きく変えられるのだという話がありました。
続いて、昨晩一夜をともにしたチューターから、高校生活をどのように送るべきかというお話をいただきました。六貫生、高入生、文系、理系、運動部、文化部さまざまなタイプの先輩たち7名が思い思いに高一生徒諸君に熱い話をしてくれました。自分の望む大学へ進学を意識し始めた生徒たちにとっては、高校生活を謳歌しながら志望大学への進学を掴みとった先輩たちの話は刺激的だったのではないでしょうか。
最後に、進路指導部主任であり、高1スタッフである西村先生から進路に関わる重要なお話がありました。大学進学への道の多様性、可能性を広げていくための学校生活や、学習面におけるシステムのお話を中心にスライドを用いて説明してもらいました。そして、後半はアクティビティの時間となり、「3年後の自分」「10年後の自分」を考え、それぞれシートに書いてもらいました。
これは未来への宣言の意味合いもありますが、今自分が自分の未来をどう考えているのかという現在の立ち位置の確認作業でもあります。それぞれ頭を悩ませながらも、未来をイメージしながら筆を進めていました。具体的に「〇〇大学へ進学!」と書いている生徒や、「強く優しい男になっている!」という展望を綴る生徒など、思い思いに来たるべき未来に思いを馳せていました。高校生になったばかりのこのタイミングで、将来をイメージし、頭の中で夢を描く大変良い機会になりました。
そして、すべての行程が終わり、最後にG組学級委員の三宅君から締めくくりの大変立派な閉校式挨拶をもらい、オリエンテーションは終了となりました。六貫生と高入生との交流・融和を図るということ、高校生としての新たな自分を目指していくための契機とするということ、
本校初の試みである高1宿泊オリエンテーションの2つの大目標が、こちらが想定していた以上に達成されたのではないかと思います。大成功のオリエンテーションによって高一学年は最高のスタートを切れました。さあ高一生徒諸君、この仲間とともに、これからの自分の道を切りひらいていこう!
新たな仲間と共に、この3年間を充実させ、自分が思い描く未来を手にしよう!