« 高校3年生の熱い夏! | メイン | 高校2年 学習合宿 大学受験へ向けて好スタート! »

2012/08/01

野球部からの贈りもの

 7月28日(土)におこなわれた「第94回全国高等学校野球選手権大会」西東京大会決勝戦では、昨年夏の甲子園の覇者、日本大学第三高等学校に1-2と惜しくも勝利を逃しました。これまで多くの方々にご声援、ご支援をいただき、誠にありがとうございました。選手はもとより、在校生、教職員一同、本当に多くの方々から応援をいただき、その思いを肌で感じておりました。

 今回のゲームは学校が真に一丸となる機会でもありました。決勝戦当日の応援席では中学・高校在校生、保護者の方々、わざわざ連絡し合って駆け付けてくださった卒業生、その他多くの関係者の方々がゲームの行方を見守っていました。三塁側応援席は期せずして満席となりました。

 その場にいた誰もが同じ方向を向いていました。その場にいた全員の心が一つになっていました。選手達を心から応援し、これまでにないほど強く勝利を願っていました。そして、その勝利の先に甲子園が見えていました。勝利を信じ、一球一球に祈りを乗せていた時間は何事にも代え難い貴重なものでした。

 これほど多くの人々の心を一つにし、夢を与えてくれた選手達。どのような賞賛の言葉も彼らの前では霞んでしまうことでしょう。応援する者がこれほど感動できたのは、選手達が見る夢と同じ夢を追いかけることができたからです。

 学校をあげて一丸となって応援する機会を持つことができた在校生諸君にとっては、この場に居合わせたことだけでも大きな財産になるはずです。しかし、これまでの戦いを通して選手達からもらった素晴らしいメッセージを含め、この経験をさらに自分なりに生かしてほしいのです。また、そうでなければ今回選手諸君にもらった大きな夢へのお返しはできません。

 保護者の皆さま、卒業生の皆さま、そして応援してくださった多くの皆さま、誠にありがとうございました。

 そして、すばらしい夢を見せてくれた高校野球部の選手諸君、監督、関係者の方々に心より御礼申し上げます。


                                佼成学園中学高等学校 学校長 榎 並 紳 吉