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2012/07/30

夢の甲子園まであと1アウト!高校野球部 歴史に残る決戦!

 7月28日(土)、神宮球場にて全国高校野球西東京大会決勝戦が行われました。

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▲相手は言わずと知れた超名門・日大三高          ▲観客席はあふれんばかりの人で埋め尽くされました。

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▲大舞台に向けて最後の準備をする選手たち          ▲13:04 プレイボール


 独特の緊張感に包まれ、甲子園の切符をかけて、戦いの火蓋が切って落とされます。
これまでの全5試合を一人で投げきっている磯崎くんが決勝も先発。

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▲試合前、ブルペンで準備する磯崎君。            ▲持ち味の粘りの投球がこの日も光った!


 日大三高のアルプススタンドに負けぬよう、佼成学園もかつてないほどの大応援団で選手を後押しします。
グラウンドで苦楽を共にしてきた部員達をはじめ、保護者の皆様方、OBの皆様方、卒業生の皆様方、本校生徒諸君、女子校生徒諸君、本学園教職員と、多くの方々が選手たちの勇姿を見に、また力になるべく駆けつけました。

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▲全国を目指すアメフト部は毎試合観戦!           ▲佼成学園の保護者の方々がここまで野球部を支えて
                                       きました。

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▲吹奏楽部は女子校と合同の大応援!            ▲高校3年生も今日は勉強より応援!

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▲決勝も女子校華やかなバトン部の応援をいただきました。▲女子校生徒諸君の応援もありがとうございました。

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▲野球部OBも後輩の勇姿を見に駆けつけてくれました!  ▲教職員も生徒たちと熱くなります!

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▲中学生も2度目の全校応援で、熱が入ります!      ▲先輩たちの頑張りを目に焼き付ける!


 佼成学園野球部員の応援はどの学校にも負けていません!
 応援団長の島田くんを中心にグラウンドの選手達に勇気と力を与えます!

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▲応援団長・島田くんのエール!                ▲選手達の活躍に笑顔を見せる3年生部員!

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▲たとえ声が枯れても全力で叫ぶ!               ▲応援も悔いを残さない!


 決勝戦の緊張感からか、初回は両チームともにエラーが出ますが、後続が続きません。
試合が動いたのは2回です。裏の攻撃で、6番の猪野くんがセンター前ヒットで出塁!さらに日大三高バッテリーから盗塁を成功させます。続く越後くんもセンター前ヒット!チャンスを広げ、ランナーを1・3塁とします。この場面でバッターは、投手の磯崎くん。自らを助ける
貴重な先制の中前タイムリーヒット!佼成学園が意識してきたセンター返しのバッティングがこの大一番で奏功します。

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▲猪野くんのヒットで試合が動きました!            ▲すかさず盗塁を成功させ、プレッシャーをかける!

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▲捕手・越後くんは攻守に大活躍!                ▲ランナー1・3塁のビッグチャンス!

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▲投手・磯崎くんが見事先制タイムリー!           ▲アルプススタンドの高3生も大騒ぎ!


 その後、4回まで両校ともに攻めあぐねます。
 ゲームが動きを見せたのは5回。表の守備では、ヒットと四死球でピンチとなりますが、好守で乗り切ります。
 裏の攻撃では、8番磯崎くん、9番薄木くんと四球を選び、ランナー1・2塁の好機を演出!ここで相手エースの斉藤くんをマウンドから引きずり下ろします。このチャンスに1番礒部くん。佼成学園応援団全員が追加点を祈ります。しかし、運悪く打球は野手の正面をつき併殺におわります。それでも、続く神足くんがレフト前ヒット!磯崎君が3塁を回ってホームを狙います。判定はアウト!残念ながら、結果的に無得点で5回を終えます。

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▲盗塁を刺殺した越後くんの送球!               ▲二塁手・神足くんの好守も今大会は光った!

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▲これまで幾度となくチームのピンチを救ってきた遊撃手・吉田くんの好プレー!

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▲神足くんのレフト前ヒット!                    ▲思い切ってホームを狙う!判定はアウト!



 6・7回ともに好機をつくるも1点が遠い佼成学園打線。 しかし、磯崎君の粘投で7回終了時で1-0のまま試合は展開します。
球場がどよめいたのは8回表でした。日大三高の先頭打者が四球を選んだところで投手交代!公式戦初登板の超新星・渡辺弘くんにスイッチ。大歓声の中、1年生左腕が期待に応えます。
 二死満塁となり、祈る佼成学園大応援団…。祈りが届いたのか、内野フライでピンチを脱します!

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▲1年生左腕・堂々の神宮デビュー!              ▲渡辺くんに声をかける主将・吉田くん

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▲佼成学園のピンチに祈る高校生諸君             ▲中学生も固唾を呑んで見守ります。

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▲ピンチでアルプスを見て笑う佼成ナイン!          ▲ピンチを脱し、ベンチに戻る選手たち

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▲飛び跳ねて喜ぶ部員たち!                  ▲最高の笑顔を見せる2年生部員!

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▲ご父兄も選手たちの活躍に盛り上がる!           ▲中学生も我を忘れて大盛り上がり!


 とうとう最終回。8回終了の時点1-0で佼成学園がリード。ここまで守ってきた1点。
なんとかおさえれば、38年ぶり悲願の甲子園への切符。そこにいる誰もが「あと1回」を意識します。
野球の神様、選手たちにどうか力を…!

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▲8回終了時 1-0で佼成学園がリード           ▲応援団の「下克上」Tシャツに書かれた甲子園まで残り
                                      1回!

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▲9回のマウンドに上がる前、渡辺くんに声をかける磯崎くん ▲渡辺くんの好投で2アウトまできました!

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▲あと1アウトで夢の甲子園!                  ▲佼成学園大応援団の心が一つに!

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▲中学生も、高校生も、ただ母校の勝利を祈って…。

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▲あと1つ…。                            ▲打った日大三高が素晴らしかった。

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▲どちらが勝ってもおかしくない名勝負でした。        ▲佼成学園応援団は最高でした!

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▲選手たちにただただ拍手!                   ▲健闘をたたえ合う両チームの選手たち

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▲3塁側アルプスに礼をしてくれた選手たち          ▲3年間の思いがこみ上げて、涙がとまりません…。

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▲選手も応援団も、最後の最後まで、最高の「チーム」でした。ありがとう。

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▲甲子園にはいけずとも、私たちの胸に強烈な感動と希望を与えてくれました。ありがとう。




 これで第94回全国高校野球西東京大会は閉幕となりました。

 佼成学園野球部は、この日に至るまで本気で甲子園を目指してきました。普段は明るく人懐っこい生徒たちですが、ひとたびグラウンドに出れば、上のレベルを見据えて集中した顔つきで練習に励み、その姿勢は常に謙虚であり、ハングリーでした。その誠実な選手たちの人柄もあってでしょうか、周りの人たちを惹きつけ、応援したくなってしまうのです。

 今回、球場でプレーすることが叶わなかった部員たちを含め、今年の佼成学園野球部は本当に素晴らしいチームでした。私たちは野球部の選手たちに幾度となく胸を揺さぶられました。野球部の選手たちが積み上げた努力とその思いに、ただ純粋に魅了されました。そして、応援に駆けつけた生徒諸君も学んだことでしょう。これが真剣勝負の生み出す感動かと。そして、これが愛校心なのかと

 保護者の皆様方、OBの皆様方、卒業生の方々、本校生徒諸君、女子校生徒諸君、ともに佼成学園を応援してくださったあらゆる人にこの場を借りて厚く、厚く御礼申し上げます。

 そして、我らが誇り・高校野球部員と、監督をはじめとするチームスタッフの皆様、魂が震えるような感動をありがとうございました!