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2012/03/26

高校1年生 学習合宿は大成功!

 3月18日(日)~20日(火)の日程で、高校1年生が学習合宿を実施しました。合宿には61名もの生徒たちが参加し、大いに盛り上がりました。

 さて、今回の合宿には二つの目標を設定しました。それは「受験を見据え、学習に対するモチベーションを上げる」ということと、「模擬試験の効果的な復習の方法を学ぶ」ということでした。

 合宿初日には本年度の高3スタッフ(英語担当:高橋先生 数学担当:内山先生)を講師に迎え、講演会を行いました。受験生を送り出した経験を踏まえ、高校2年生での学習において大切なことを、それぞれの教科の観点から話してもらいました。

 その後、講演の話をもとにしてグループごとに自分の課題や目標について話し合い、発表するというワークショップを行いました。実際に言葉にすることで、生徒たちは自分たちの課題や目標を明確に見定めることができたようです。

 また、今回の合宿では生徒たちに「大学ノート」を一冊必ず持参するように指示をしました。合宿中、模擬試験(河合塾受験学力測定テスト)を実施した後、そのノートを使って模試の復習を行いました。

 教科ごとチューターたちが受験生時代、どのような方法で模試の復習をしていたかをレクチャーしてもらい、その後各教科担当の教員とチューターが巡回するなか、「模試復習ノート」を作り上げました。

 模擬試験とは予備校が威信をかけて作成している大学入試のまさに「模擬」的な試験であり、そこには入試のエッセンスがつまっているといっても過言ではありません。つまり、その復習をするということはどんな参考書で勉強することよりも有益なものなのです。しかし、ほとんどの生徒が手間を惜しんで、試験をやりっぱなしにしてしまっているのが実情です。この企画のコンセプトは、そのような生徒たちに模試の復習の方法を徹底的に訓練させることにありました。生徒たちは熱心にこの企画に取り組み、各々すばらしい「模試復習ノート」を完成させました。このノートはきっと彼らの財産になることだと思います。

 ほかにも、宿泊施設に参考書閲覧コーナーを設置したり、さらには自習室を解放して夜の12時まで自学自習をできる環境を整えました。二日目の夜には合宿参加者全員で懇親会を行い、親睦を深めました。生徒たちの顔はみな一様に明るく、この合宿がいかに充実していたかがうかがい知れるようでした。学習合宿は今後も継続的に実施していきます。楽しみにしていて下さい。

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  △ワークショップの様子。チューターを囲んで、これからの学習目標などについて話合いました。(写真左)
   自習室では多くの生徒たちが、12時過ぎまで熱心に勉強に取り組んでいました。(写真右)

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  △懇親会の様子。チューターたちと親睦を深めました。(写真左)
   最終日の「タイムトライアル英単語道場」ではA組内藤君、G組及部君、長谷川君が、満点の150点をとりました。(写真右)

 この合宿を終えて、参加者の気持や行動にどのような変化があらわれたかアンケートを取ってみました。

【合宿後アンケート:生徒たちの声】
◆受験への意識が自分の中で飛躍的に向上したと思う。その上で、合宿中できるだけ勉強を実行に移せたのは自信になった。
◆1番大きいのは復習の大切さを学んだこと。
◆大学受験は意外と身近な話だという危機感。
◆目標にしていた「勉強する習慣をつける」ということを得ることができた。今後も継続させたいと思う。
◆これからの行動で自分の大学受験が決まってくること・
◆受験場での時間があまりないこと。日々の努力が大切であること。
◆自分の学習スタイルが少しずつ見えてきた。また、チューターの人たちと交流できて、大学に早く行きたいと思ったし、絶対に現役で受かりたいと思った。
◆明日からやる出はなくて、その日、その時からやる。英語ができなかったらもう終わり。
◆主体性。受け身で勉強しないようになった。
◆いろいろな方の話を聞くことができて勉強しなければという意識が高まった。これからは自分で少しでも勉強をしていきたいと思うようになった。
◆大学受験に向けて気持ちを切り替えられた。
◆復習の方法がよく分かった。

 今後の成長に大きな期待を抱かせる学習合宿となったようです。