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2010/10/27

【続報】生物研究部、「日本学生科学賞」都大会表彰式にて

3254回日本学生科学賞東京都大会の表彰式に参加しました。



 生物研究部はこの論文コンクールに参加して3年目になります。そこで、今年は新しい挑戦として、3つの研究で参加しました。有り難いことにいずれの研究も入賞させていただき、生徒も顧問も嬉しく思っています。また、学内外のみなさまに応援いただいたおかげであると、この場をお借りして
感謝申し上げます。




 それでは、受賞研究の報告をさせていただきます。

Photo 努力賞を受賞した長澤君(高校3年)の研究は、アカボシゴマダラという外来動物の生態についてです。最近、大学関係の方々も含めて多くの研究者が関心を寄せて調べている蝶の仲間です。長澤君は、在来種のゴマダラチョウがアカボシゴマダラと生息域が重複することで生じる二種間の競争を調べました。研究より、ゴマダラチョウがアカボシゴマダラの影響を受けている可能性が非常に高いことがわかりました。この受賞は、地道な野外調査の成果であると思います。







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奨励賞を受賞した五十嵐君(高校3年)の研究は、シロテンハナムグリの幼虫が見せる仰向け姿勢での背中歩きについてです。この奇妙な移動様式の目的を、さまざまな視点から調べました。また、ユニークな手法として寒天を用いた人工土壌?に潜行させる実験も行いました。これらの実験・観察から、奇妙な移動様式の目的は土壌を掘り下げるときにとある理由から『てこの原理』で発生する力を利用することができる潜行場所の探索(徘徊?)であると考えました。まだまだ掘り下げる必要がある将来有望なテーマです。



Kurogen20060505 同じく奨励賞を受賞した久保君(中学3年)の研究は、クロゲンゴロウの餌選択に関する研究です。「目の前に大きい餌と小さい餌がある時、どちらの餌を選択するか?」を調べました。結果として、顧問の予想を裏切り「小さい方」を選択する確率が高いことが証明されました。そして、その意義を「餌の独占」(小さい餌は持ち運びやすい。つまり、独占しやすい)と考えました。これも、確証を得る為にはまだまだ沢山の調査が必要ですが、非常に興味をそそられる考察をすることが出来ました。

 生物研究部は、「それが分かって何になるの?」という現実的なツッコミは気にせず、自信を持って小動物のナゼを追求します。これからも皆様に応援していただけるよう、またムシ好きな小学生・中学生に夢や希望を与えられるよう頑張ります。

顧問 石 井   学