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2015/03/05

中学1年生、和太鼓の体験授業

中学一年生の特別体験授業で、本校卒業生である塚本鷹先生と塚本準也先生の御兄弟をお呼びして、和太鼓の歴史や演奏体験をして頂きました。
塚本御兄弟は、現在日本各地での演奏活動のほか、NHKの紅白歌合戦での出演や富士山太鼓祭りの一人打ちコンテストで優秀賞(2位)を獲得するなど、素晴らしい経歴をお持ちの先輩方です!

まず初めに、和太鼓のレクチャーをして頂きました。和太鼓は、言語のない縄文時代にコミュニケーションツールとして生まれ、それが徐々に楽器として使われるようになったそうです。太鼓の面は牛の皮を使用しており、それを胴に鋲や麻で出来た縄で張り付け、音を出していると教えて下さいました。
その後は、和太鼓を実際に演奏する体験をしました。今回は、「豊年太鼓」という“豊かな一年にして下さった神様に感謝を伝える”という思いが込められた曲を教えて下さりました。みんなで「ドンドドウンウドドンドン」というリズムを叩いた後に、大きな声で“ヨイサー”と掛け声を入れました。生徒達は一生懸命リズムを覚え、最後の“ヨイサー”は神様への感謝を込めて声を出していました。

授業の最後には、塚本兄弟の力強い演奏で締めて頂き、生徒たちも先生の演奏を真剣に聴いていました。授業を終え、生徒たちは達成感いっぱいの表情で音楽室を去っていきました。中には、腕を抑え、疲れた~という表情で去って行く生徒もいて、和太鼓の演奏はとても体力のいることだということも感じたようです。
日本の伝統楽器である和太鼓を実際に見て、音を出せる機会は、生徒にとって普段あまり経験出来ない貴重な体験になったのではないでしょうか。