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2012/08/13

英国語学研修2012 報告

 7月22日(日)から8月7日(火)の17日間、イギリスにて語学研修が行われました。今回の参加人数は高校1年生21名でした。また、今年はオリンピックがロンドンで行われるということで、イギリスはオリンピックムード。そんな胸が高まる思いでイギリスに向けて飛び立ちました。

 私たちが過ごした場所は、ロンドンからバスで約2時間離れたCheltenham(チェルトナム)という町です。午前中は授業を行い、午後は観光というスケジュールでした。ここの授業は最初にテスト(筆記・面接)を行ってからクラス分けされます。今回は日本以外にもスペイン・イタリア・ドイツ・オマーンなどから留学生がたくさん来ていました。国際色豊かな雰囲気の中で授業を受けることができました。最初は教員の話す英語についていけず面喰っていましたが、徐々にその英語にも慣れてきて、最終的にはもっと授業を受けたいと言う人もいました。


 午後はチェルトナム市内を散策したり、Bibury(バイブリー)、Bourton-on-the-Water(ボートン・オン・ザ・ウォーター)、Oxford(オクスフォード)、Windsor Castle(ウインザー城)、Stratford upon Avon(ストラットフォードアポンエイヴォン)、 Bath(バース)など、様々な場所を訪れました。

 ホストファミリーは皆優しく家庭の温かさを感じることができました。中には他の国からの留学生も同時に宿泊している家庭があり、異国文化を学ぶことができました。ホームステイで一番苦労しことは、やはりファミリーとのコミュニケーションでした。ファミリーの話をしっかり聞き、自分の意見を言わなければなりません。何を言っているか分からず、とりあえず“Yes”と言ってしまうと、後で大変なことになっています。何を言ってるのかが分からなければ、もう1度言ってもらうなど、自分が理解するまで聞かなければなりません。初めのうちはこれに苦戦していました。

 最後の3日間はロンドンに滞在しました。2日目は班別研修ということで、日本で考えてきたプランに沿って市内を回ります。班ごとに現地のガイドさんがつき、案内をしてくれます。ガイドさんは皆“very good”、“polite”と佼成の生徒を誉めていました。ちょうどその日はマラソンの競技ため、いくつもの道が制限されていたり、車の乗り入れが禁止されていました。オリンピックのメインスタジアムはロンドン中心部から電車で東に少し進みます。駅周辺にはショッピングモールなど新しい店がオープンしていてかなりの人でにぎわっていました。しかし、チケットがないとスタジアムの近くでさえ行くことが出来ませんでした。


 そして、この語学研修中、佼成の特別プログラムとして平和学習も行っています。今年はコベントリー大学でCPRS(平和と和解学センター)の教授による講義を受けました。今回の講義のテーマは「平和」。生徒に問いかけたり、模造紙を使用して説明をしてくれました。また、グループごとに意見を考え、発表する機会も設けられました。

 今回の語学研修では英語は当然のことながら、イギリスや他の国の文化・背景などを学べた貴重な体験でした。国際社会で生きていくためのきっかけになれればと思っています。そして、この経験を生かしてこれからの英語の学習において意識が高まることと思います。

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△ホストファミリーとの初対面                    △最後には修了証を渡されます

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△授業の様子                             △ルームメイトとホストマザー

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△校長先生にスピーチ                       △平和学習の授業

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△ハリーポッターで使用された食堂                △bath(風呂)の語源のバース

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△テームズ川から見るビッグベン                 △クリックリーヒルにて

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