都心を離れて、貴重な体験を!中学1年生の自然教室
中学1年生は7月9日(月)から7月11日(水)までの2泊3日で、自然教室のため長野県白樺湖方面へいってきました。季節柄天候不順による変更などが心配されましたが、予定を変更することなくすべてのプログラムを体験することができました。 1日目は車山肩から車山山頂へ登り、喋々深山・物見岩を経て八島ヶ原湿原へと降るハイキングです。子どもたちは、ニッコウキスゲの咲く車山や、青々と生い茂る八島ヶ原湿原など、都会では決して見ることのできない景色を堪能していました。また、歩きなれないコースや、目には見えるけれども、中々近づくことのできない湿原の景色に弱音をこぼしそうになる場面もあるましたが、友達同士で会話を楽しみながら、歩みを進めることができました。
八島ヶ原湿原ではエコガイドの方によるガイドツアーもあり、湿原の植物や鳥など、自然界に生きる動植物についての説明を真剣に聞きながら、自然と人との関わりについて学ぶことができました。
2日目は、上田市武石地区における『ほっとステイ』を体験します。これは各クラスが5人から6人ずつの班に分かれた上、武石村の農家に1日お世話になって、農家の生活を体験するものです。今回の『ほっとステイ』では、午前中は畑で雑草取りやジャガイモ掘り、そば打ちなどを体験し、午後は川遊びや「武石」拾いなどを行いました。汗だくになって仕事をした子どもたちは、例えば「農家のかたがたの苦労があり、僕は改めて野菜を作るのが、こんなに大変なんだと思いました。これから、毎日食べる野菜1個、1個、感謝してためていきたいです。野菜以外の肉なども感謝して食べていきたいです。(1年2組雨宮君)」と感想を述べるように、食べ物を大事にすること、さらには、これまでの日本を支えてこられたお年寄りの方々に敬意をもって接することを学びました。
3日目は白樺湖を散策したのち、班ごとの飯盒炊爨を行います。今回はカレーライスを作成しました。班員同士声を掛け合って、協力しなければ上手にご飯もカレーも作ることはできません。火おこしや飯盒を利用しての炊飯など、学校生活では滅多にできない事柄ではありますが、知恵や経験を出し合って、どの班も立派に作り上げることができました。
都心を離れて、普段できない体験ばかりの3日間ですが、こういった体験を、子どもたち同士の集団生活を通して経験したことで、一人ひとりが一回り大きく成長したと感じています。楽しく充実した学びにあふれる自然教室となりました。
▲車山山頂にて昼食です。 ▲ガイドさんの案内を真剣に聞きながら、八島ヶ原湿原を進みます。
▲午後の川遊びで、友情も深まります。 ▲飯盒炊爨でカレーを作りました。