中学1年オリエンテーション ~有意義な2日間~
今年度も入学したての中学1年生を対象に、オリエンテーションが実施されました。例年は本学園とゆかりのある青梅練成道場にて、2泊3日で行われるのですが、今回は東日本大震災の影響で、本校にて実施という運びとなりました。
■初日は、酒井学園理事長から「『世界平和の実現のために活躍する若者』になるための5つの実践」の話、続いて榎並学校長からは「『謙虚・素直・感謝』の3つを大切にしてほしい」という話、生活指導部主任の菅野からは「学校生活のルール」についての話がありました。最後に養護教諭の落合から「健康な学校生活のために」という講話を聴きました。
今回の講話では、人の話を聞くときは、顔を上げ、話し手の目を見て聴くこと。また、その中で大事だと感じたことについては、簡単にメモをするということをテーマにし、慣れないながらも熱心に聞き入る姿が見受けられました。
その後は音楽教諭の小林から校歌の指導。初めて口ずさむ校歌は、初めは照れくささが垣間見えましたが、練習の最後には立派な歌声となり、おそらくこれから誇りを持って歌ってくれるようになるだろうと推察されました。
お昼をはさんで、午後は体育館にてドッジボール大会。クラスで団結して行う初めての行事で、大いに盛り上がりました。クラス対抗戦で皆熱くなり、夢中になって取り組む姿を目の当たりにし、仲間の輪が自然と広がっていく光景を見ることができました。
■オリエンテーション二日目、午前中は初めに中一学年主任の山本から「学年目標『基本的な生活習慣』を身に付けよう」という話がありました。続いて各教科担当の教員からは、それぞれの教科の魅力と勉強法についての講話を聴きました。多岐に渡る話でしたが、それでもしっかりと聴こうとする姿勢は立派でした。
その後、HR教室で、「自分はこうなりたい」という夢・目標を書いてもらい、中学生活の一歩を踏み出したところで、自分たちの将来を見据え、それぞれの進むべき道について考えてもらいました。中には、「人の役に立てるような人間になりたい」など、頼もしい記述も散見されました。そして、それぞれまだ話したことのない人と交流してもらいたいという意図で、エンカウンターを行いました。バースデイリング、ジャンケントーク、ペア紹介といった交流では、最初は戸惑う場面もあったものの、今まで関わりの少なかった人との交流に、笑顔が咲き、笑い声が弾みました。
昼食後、午後は校内見学。学校内の教室や、体育館の中の施設など、初めて知る場所も多く、特に小学校には無かった購買や食堂に驚いていました。
最後にクラスの委員・係を決め、それぞれが責務を全うすることを誓い、オリエンテーションの全ての日程を無事終了しました。まだ慣れない学校生活の中で、なかなか骨の折れる日程だったとは思いますが、しっかりとした態度で終えることができ、大変立派だったと思います。成長を予感させる、有意義な2日間となりました!!
~ コウセイ、実感。~ 佼成学園中学高等学校