佼成ナラティブコミュニティを行いました
佼成ナラティブ・コミュニティは本校教職員の自主的な集まりで、現場の知恵や悩みを語り合って共有し、学びあう場として、月に1回ずつ行っています。コーチングの手法に触れることで、生徒とのコミュニケーション能力の向上におおきな効果をあげています。既に3年半ほど継続していますが、今年度から新企画を立ち上げました。題して「○○先生と語ろう!」。校内の名物教諭をゲストスピーカーとして、自身の教員としてのやりがいから失敗談までオープンに語ってもらい、そこから教職員同士が聴き語り合うことで、自分達自身の実践に生かせる学びを得る場です。
4月30日(金)、記念すべき第1回目のスピーカーは八十川教諭。現在中1学年主任ですが、3月までは中学の学年主任を3年間務めて、生徒たちを高校へ送り出したばかりです。八十川教諭と言えば、生徒の間では「厳しい!」と評判ですが、同時に「とても優しい」とも口々に言います。実際、卒業してからも八十川教諭を慕って訪れる卒業生も多くいます。そんな「厳しい中にも暖かさのある指導の秘訣」を聞きたい若手の教員を中心に20名近くの教職員が集まり、熱心にその話に聴き入っていました。
質問もたくさん出ました。例えば「学年、部活に大活躍の八十川先生ですが、一体いつストレスを解消するのですか?」という質問への答えは、何と「部活中」。生徒とキャッチボールをしたり、ノックをしたりして、八十川先教諭自身大好きな野球を通じて、生徒と「勝負する」ことが何よりのストレス解消だそうです。ちなみにご家庭ではお子さんとキャッチボールをすることで、少ない時間の中でコミュニケーションをとっているそうですが、奥さんは、と水を向けると、苦笑していました(ここで大きく頷く教員も多々いましたが、みんな身に覚えがあるのでしょう)。
このようになごやかな雰囲気のなかで、日頃はなかなか十分に語り合うことができない、教員個々の哲学や体験などの深い話を聴いて、学び、刺激を得て、日々頑張っています!
まずは、日常の勤務で疲労した体をほぐしてリラックス。
第1回のゲストは八十川教諭 「場の掟」を確認します
終始和やかな雰囲気で行われます。 最後にグループごとに振り返りをします。
佐藤扶由夫(さとう ふゆお)
英語科教諭/スクールコーチ
佼成学園に勤務して約20年。自身の指導の向上を求めて、教師学やカウンセリングなど様々な手法を探求する中でコーチングと出会う。現在は同僚教職員のコーチングセッション及び会議のファシリテーションを授業と並行して行っている。
CPCC(米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ)
PCC(国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ)
2009年ICF(国際コーチ連盟世界大会)分科会「One World, Many doors」発表者
「先生たちにもっともっと元気になってもらいたい」と佐藤コーチ
~ コウセイ、実感。~ 佼成学園中学高等学校