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2016/05/11

【校長からのメッセージ】 5月高校朝礼 学校長訓示

 みなさんおはようございます。
 今年度が始まって、1ヶ月が経ちました。1ヶ月の間に、年度当初の様々な活動があり、ゴールデンウィーク、そして校外授業と慌ただしいスタートとなりました。君たちの生活も、色々な目標に向かって充実してきたのではないでしょうか。

 佼成学園の校訓は「行学の二道を励み候べし」です。「学問」と「行い」、特に「行い」は非常に幅が広い言葉で、人間性を指していたり、人間力を指していたりします。つまり、学問だけでなく、人間としての力を高めていくということです。また、自分が培ってきた能力を、行いや活動によって、どのように人のために活かしていけるかということも、考え方の一つです。

例えば、素晴らしい研究者であっても、その研究をどのように生かすかによって、世の中すべての人のためになるような研究にもなりますし、戦争の兵器のように悲しみを生む研究にもなります。そうした意味で、「行学」の「行」は非常に大切なものです。


君たちは普段、部活動や学校行事、そして何気ない友人との会話や関わりの中で、人間性や人間力を高めています。毎日が君たちにとっては、人間力を高めるための大切な活動なのです。その活動と学業を両立していくのは、簡単なことではありません。しかし、君たちがこの学校でしっかりとした活動を行い、努力をしていけば、必ず大きな成長ができる。我々はそうした教育活動を行っている自負があります。

あとは君たち自身が、誘惑に負けたり、自分に厳しくなれなかったり、目標が定まらなかったり、時間の使い方がうまくいかなかったり、というようなことで活動が疎かになってしまわなければ、必ず大きな成長ができると信じています。

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 今、日本でも世界でもグローバル化が進んでいますが、若者、そして君たち学生に求められることは、これまで以上に視野を広く持ち、色々な体験をするということです。

 そうした意味で、これから佼成学園でも、海外の学校との提携や、留学生の受け入れといったことも多くなってきますし、英語という教科一つをとっても、4技能型に変わってきています。その上で、グローバルな社会で活躍できるような人間力も求められているということも知っておかなければなりません。

その意識を持ち、学校の活動一つひとつに積極的に参加し、自分を高めてほしいというのが、私の君たちに対する願いです。本校の教員は、君たちとともに成長しようという思いを強く持って活動しています。教員と君たち学生がが一体となり、大きく成長ができるような学校になることを目標に、皆で頑張っていきましょう。