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2015年7月

2015/07/15

【中3】中学学習合宿実施!

 期末考査翌日の7月7日(火)から9日(木)にかけて、中学3年学習合宿が実施されました。
 まず、目玉企画の第一弾が、毎朝行った「グループ対抗チャレンジテスト」。6人を一組としたグループに分かれ、高校入試問題(五教科)に挑戦しました。グループ内で各自が得意教科(分野)を分担し、時間内にいかに高得点を獲得するかを競うというものです。生徒たちは普段とは違った一面を見せつつ、好成績を目指して奮闘していました。そして閉校式では優秀グループの表彰を行いました。
 その後は目玉企画第二弾。ここでは以下のグループに分かれての活動となりました。
国語:「全国学芸サイエンスコンクール」へ応募する小説執筆
数学:「第3回算数・数学の自由研究作品コンクール《2015Mathコン》」に応募するためのレポート作成
英語:「高円宮杯全日本中学校英語弁論大会」に向けたスピーチ原稿作成
社会:「税についての作文」と「歴史能力検定」に向けての学習
理科:文化祭発表や「日本学生科学賞」に向けて自由研究
 さらに、午後の部では学習合宿恒例の「特別自習」を約3時間、事前に各自が作成した計画に基づいて行いました。
 夜の部では目玉企画第3弾、現在チューターをしている現役大学生の先輩たち4人を囲み、「中学3年生のためのチューター特別座談会」が催されました。チューター達は、それぞれの実体験に基づくアドバイスや大学生活の魅力などを工夫して語ってくれ、生徒たちも期待と希望を持ちながら真剣に聞いていました。
 合宿は終わりますが、学習は今後も続きます。これらの取り組みは今後の中3生の進路学習に大いに活かされることでしょう。

2015/07/03

【高校野球部】野球部応援動画

第97回全国高等学校野球選手権西東京大会が開催されます!
応援動画を作成しましたので、是非ご覧ください!

2015/07/01

【書道部】金剛峯寺賞 受賞!

第50回記念高野山競書大会において、本校高校1年の河野聡君金剛峯寺賞を受しました!
この賞は応募総数11万8766点(高校生以下8万4516点、一般3万4250点)中の上位20名ほどに与えられる賞です。
なお、河野君は金剛峯寺賞を2年連続で受賞するという快挙を成し遂げました。

この賞により、8月1日に和歌山県伊都郡高野町高野山にある金剛峯寺 新別殿にて行われる表彰式に招待されました。
以下に河野君の作品を掲載いたします。

校報 より質の高い授業を目指して

本校は21世紀型教育の推進に向け、2年ほど前からICT教育環境の整備およびアクティブラーニングの研究・準備を進めてまいりました。ICT教育とは情報通信技術を教育現場に活用する教育であり、具体的には電子黒板やノートパソコン、タブレット端末、プロジェクター等を利用して授業を展開することになります。すでに高校棟の全クラスに電子黒板機能が使えるプロジェクターを設置し、中学棟にも9月までに全クラスへの設置が完了します。また、現高校1年生からタブレット(iPad)を全員に持ってもらうことにしました。これにより、学習内容をはじめ多くの情報が共有される他、生徒同士、生徒と教員のコミュニケーションツールとしても活用の用途が広がり、教育活動全般における様々な効果が期待できます。また、このICT教育環境が整うことにより、従来の講義形式によるいわば知識詰め込み型の授業とは異なる、意見交換やグループワークなどの協働学習を取り入れたアクティブラーニングが容易になるのです。

アクティブラーニングがもたらす効果については、図をご覧いただくとお分かりになると思います。この図はラーニングピラミッドと呼ばれ、学びの形態別に学習内容が半年後にどのくらい定着しているかを表したものです。従来の講義形式の場合には5%~15%程度の記憶量にとどまっていたのもが、ディスカッションや実践、さらに人に教えることで記憶の定着率が飛躍的に高まるのです。まさに、アクティブラーニングが本領を発揮する領域といえます。この学びの形態は思考力、判断力、表現力などが同時に養われるという点では大変優れていると思うのです。

これら教育の環境整備と質的転換にあたっては、教員側の理解や研修が重要であり、充分に活用できる力をつけた人材の育成が急務です。本校では今年度のスタートに向けて研修、研鑽を積んでまいりました。この分野を牽引する他校の視察なども行っています。今後は試行錯誤しながらではありますが、21世紀型教育を推進してゆきたいと考えています。


 この他にも本校ではさまざまな改革に着手しております。しかし、佼成学園に受け継がれている良さ、すなわち感謝と思いやりの人間教育、面倒見の良い教育、行学二道の実践などはこれまでどおり教育の根幹として活動を進めて実践してまいります。今後とも本校をご理解、ご支援いただきますようお願いいたします。
最後になりましたが、このICT教育環境整備を含めた学園創立60周年記念事業に対して多くのみなさまよりご寄付を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

佼成学園中学高等学校 学校長 榎 並 紳 吉