【地学部】砂鉄の分析@東京学芸大学
7月25日に地学部は、東京学芸大学岩石鉱物学研究室(中田正隆教授)に協力してもらい、
実験装置を借りて、砂鉄の分析を行いました。
砂鉄は以前、地学部が巡検の際に採取した鎌倉産の砂鉄と千葉県東浪見海岸産の砂鉄です。
東京学芸大学にあるXRD(X線回折装置)を利用し、砂鉄中の鉱物の同定を行いました。
同定の結果、どちらの砂鉄中にはマグネシウムを少量含む磁鉄鉱が主成分であるということがわかりました。チタン鉄鉱はほぼ含まれていないこともわかりました。
今後も詳しい研究の際にはSEM(走査型電子顕微鏡)やEDS(エネルギー分散型分析)なども利用させてもらいます。
初めて大がかりな実験装置を扱う生徒も真剣に取り組んでいました。
彼らにとっても良い経験となった事でしょう。
協力してくれた東京学芸大学の方々にはこの場で感謝を申し上げます。
まずはメノウ乳鉢で粉末にします。 |
ひたすら粉砕します。 |
場合によっては、グラインダーで研磨します。 |
こちらがXRDです。 |
X線を対象に照射し、 結晶構造を反映したパターンが生じます。 |
地学部の伊藤君と枝連君 お疲れ様でした。 |