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2014/01/14

大学の先端的な研究施設で実施!「分子生物学実習」 とても貴重な経験がつめました!

本校の理科教育では、科学に対する関心を高め、科学的な思考力をつけるために実習や実験の機会を大切にしています。

この冬、早稲田大学 先進理工学部 電気・情報生命工学科胡桃坂研究室のご協力のもと、大学の研究施設をお借りする機会を得ることができ、高2・高1の希望者を対象に「分子生物学実習」を実施いたしました。

 

今回の実習で彼らが挑戦したのは自身の頬の細胞の中からゲノムDNAを取り出し、そのDNAを増幅して個人間の違いを解析するというもの。この技術はまさに犯罪捜査の鑑識捜査などでも利用される技術で、生物系の大学生もたいていは大学3年生くらいで初めての経験するような、高校生にとっては高度な実験と言えます。しかし、生徒たちは真剣に説明を聞き、集中して実験を進めた結果、なんと全員が成功!自分のDNAを自ら解析して、そのタイプを知るという大変貴重な経験ができました。

 

また、実験の待ち時間には胡桃坂教授に大学の研究施設を案内していただき、大学での研究の醍醐味を熱く話してくださいました。大学教授との懇談を通じて研究生活というものがどういうものかを知ることができ、生徒たちは“どの大学に入るか”だけでなく大学に入ってから何をするかということが大切だということに気づかされた様子でした。

 

今回の実習では、先端的な生命科学の一端を体験できただけでなく、大学受験を意識する高校生にとって、将来の進路選択について大いに参考になった貴重な機会となりました。 

 

▲大学の先端的な実験室をお借りして、本校の教員が実験指導をします。


 ▲自分の細胞からDNAを抽出する作業です。

 

▲抽出した自分のDNAを、分析する装置に注入しています。真剣です。

▲研究施設の見学で、胡桃坂先生に案内していただきました。見慣れない高額な機器の数々に生徒たちも興味津々です。

▲教授との懇談です。生徒から研究や大学生活についての質問が飛びます。

▲最後に集合写真。生物学に関心の高い希望者15名が参加しました。