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2013/04/25

中学生専用の多目的学習スペース「学びの森」がいよいよ開室!

 4月25日(木)、佼成学園中学校に新しい教室が生まれました。その名は学びの森」。
本校では中学時代に学力の基礎を身につけることが、高校進学後の飛躍的な伸びに繋がると考えています。
そして、大学受験はもとより、さらにその先のステージで通用する本物の力を養っていくために、中学時代の学習活動は大変重要であるととらえています。そこで、本校中学生の段階的な学習目標である「中学学びのスローガン」が数年前に掲げられました。

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学びのスローガン
「学ぶ自分を好きになる」(1年生)
「学びの習慣を身につける」(2年生)
「勉強は自分の未来のために」(3年生)


 

 その「中学学びのスローガン」を実践できる場所にしてほしいという願いを込めて、検討に検討を重ねて完成したのが中学生専用の学習スペース「学びの森」なのです。スペースの約3分の2は集団学習ゾーン、約3分の1は自習ゾーンとなっており、用途に応じて利用できます。予てより図書館以外にも自習できる場所がほしいという意欲のある生徒にとっては、完成が待ち遠しかった環境がついに整いました。

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▲「ベンキョウに、わくわくしよう」のポスターで開室前から期待が高まる       ▲「学びの森のたより 創刊号」



以下は「学びの森のたより 創刊号」からの抜粋です。



 
「学び」は楽しい
 『論語』に「学びて時にこれを習ふ、またよろこばしからずや」という有名な一文があります。「学ぶ」とは先生から教えを受けること、そして「習ふ」は「温習(おさらい)会」、すなわち「先生から教えを受け、折に触れて学習仲間と共におさらいをすることは、何と喜ばしいことではないか」という意味になります。「学習」は授業後の復習をすることで、喜びに変わる。そしてそれが時に仲間とともに行われる活動であるというのは「学びの森」にぴったりです。
そして本校の校訓は「行学二道」。佼成学園にとって「学び」という営みはさまざまな活動の実践と並んで柱を成す特別なものであることも忘れてはなりません。

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▲本校卒業生のチューターが見守ってくれます        ▲仲間とならより前向きに学習に励めます



 
「森」が意味すること
 森は樹木がうっそうと生い茂る場所で、一般には林よりも規模が大きく、より高い木が多いものを指します。ただ、世界中の至る所で森は周囲を守ったり精霊が宿ったりする「神秘性」を感じさせる場所としてもとらえられています。
そして、森は、我々に多彩な顔を見せてくれます。心静かに涼む所。雨宿りをする所。小鳥や小動物たちと語らう所。歩き疲れたときに束の間の休息を取る所。不意に迷い込んで抜け出せなくなる所。熊に襲われる恐怖を味わう所。
時に優しく、時に厳しく、そのいずれもが森の真実であり、森の魅力です。けれども森の真実は森に足を踏み入れないと分かりません

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▲部活動との両立もより実践しやすくなりそうです       ▲入学したての中学一年生も頑張っています

 

 「森の案内者」は本校卒業生の大学生チューター
コンパスを持たずに森に入ると迷ってしまうこともあるかもしれません。そんな時、森の案内者として大学生チューター達を頼ってください。本校を卒業した大学生チューターは皆さんの学習状況を監督するだけでなく、教科の質問に対応したり、学校生活全般についても素晴らしいアドバイスをしてくれるはずです。

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▲自習ゾーンも大人気!                      ▲1人静かに学習できるスペースです

 


  「学びの森」は中学職員室に隣接しており、気軽に先生に質問しに行くことができます。また、電子黒板も常設されているので、視聴覚教材を使った授業や、クラスでそれぞれの意見をシェアするなどの発展的な学習をする際にも利用できます。
 志をともにする仲間に、知的好奇心のある中学生の学びを支える環境が加われば、生徒たちは必ずや躍進してくれることでしょう。本校中学生諸君、これからは「学びの森」でどんどん勉強していこう!

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▲社会の授業で利用した際の様子です             ▲最大40人座れるスペースは多目的に利用可能