人工芝グラウンドを走った!舞った!叫んだ!笑った! 中学校体育祭が開催されました
6月7日(火)、本校総合グラウンドにおきまして第20回 中学体育祭が開催されました。
心配していた天気にも恵まれ、生徒たちは思い切り走り、舞い、叫び、笑いました。中学校1学期最大のイベントである体育祭は、中1から中3までが4つのカラーに分かれて競います。その中で「クラスの輪」「縦のつながり」を得ることはもちろん、中1や中2は、先輩たちの行動から多くのことを学びとり、中3はリーダーシップを身につける、という教育効果があるのです。
転んでも痛くない全面人工芝の中で、男子校だからこそ実現できるさわやかな交流。本校自慢の行事のひとつです。
体育祭の会場となったのは、全面の人工芝が目にまぶしい総合グラウンド。これだけの恵まれた施設は都内でも貴重な存在で、普段はアメフト部や野球部が思う存分活用しています。
そこに集った400人以上の中学生全員が、赤・青・緑・黄の4つのカラーに分かれ、競技を進めていきました。4月の結団式から2か月弱。駆け足の準備でしたが、立派な先輩となった中学3年生が中心となって、スムーズに進行しました。
▲開会のあいさつをする榎並校長
「東日本大震災の復興に向けて、日本中が協力して頑張っている。そんな中、こうして体育祭ができることに感謝して、我々も精一杯頑張ろう!」
▲4つのカラーでは毎年、趣向を凝らしたTシャツを作っています。
▲80メートル走、1000メートル走、クラス対抗リレーと、競技は続きます。保護者や教員たちも、熱いまなざしを向けて応援していました。
▲カラー対抗5人6脚
▲クラブ対抗リレー
各クラブのユニフォームと「バトン」で、楽しく競いました。
▲みんなでわいわいとお弁当の時間
「外で食べるお弁当は美味しい!」(中学1年生)
「小学校と違って、人工芝はころんでも痛くない!」(中学2年生)
「最後の体育祭。思いっきり楽しんでます!」(中学3年生)
▲皆さんお待ちかねの応援合戦は、団結力、演技力、ユニークさ、といった点で得点評価されます。音楽に合わせてダンスをしたり、掛け声でエールを贈ったり、元気いっぱいのパフォーマンスを披露しました。
この練習を通じて、中学3年生は後輩を指導する難しさを知り、中2、中1は先輩たちの行動を参考に、新たな自我をつくりだします。いずれも机の上だけでは学べない大切な教育です。
▲カラー対抗棒引き
リレーや「5人6脚」、棒引きや背中渡り、騎馬戦や棒倒しなど、男子ならではの熱い戦いが繰り広げられました。すべて生徒による自主運営。これにより自主自立の精神を養い、中学3年生はリーダーシップを身につけます。
▲背中渡り(中1)と騎馬戦(中2)
▲棒倒し(中3)
男子は女子と比べて「競争」を好みます。そこで、あえて生徒同士を競わせることで、「成長」をうながすのです。これはスポーツだけではなく勉強にもつながる、「男子校ならでは」の教育効果。佼成学園では、そんな「男子の特性」にも着目して、行事を運営しています。
▲最後の競技・カラー対抗リレー。教員や教育実習生も走り、応援にも熱が入ります。
▲熱い応援の甲斐あって、リレーを制したのは「青組」でした。
教員の談話「この日のために、実行委員の生徒が中心となって1年近くかけて準備しています。特に最後の1ヶ月間は、中間考査もあって大変です。文化祭や修学旅行といった他の行事に比べ、体育祭は中1から中3が同じチームになります。クラスの輪ができることはもちろん、男子独自の『縦のつながり』が強固になるんです。だから終わった後は、先輩・後輩の関係も深化するし、クラスにも連帯感が生まれるんですよ」
▲笑顔で賞状とカップを受け取りに行く団長たち。競技の結果は、総合優勝が「赤」、応援優勝は「黄」がそれぞれ勝ちとりました。おめでとう!
閉会のあいさつをする榎並校長
「今日は各カラーが心を一つにして頑張った。順位は出たものの、みんなが頑張ったことをお互いに認め、健闘をたたえ合って、拍手しましょう!」
「そして日本が大変な時に、多くの方々のおかげで体育祭ができました。全員で感謝してお礼を言おう。気をつけ!ありがとうございました!」
(生徒一同「ありがとうございました!」)
「中学3年生のリーダーシップによって、この体育祭は大成功でした。これからの学校行事にもみんなが一つになって頑張ろう!」
▲最後まで全力を出しきった生徒たち。さわやかな笑顔が揃いました。
天候に恵まれ、本当に素晴らしい体育祭となりました。お弁当の準備をしてくださったり、応援に来てくださった保護者の皆さま、ご来賓の皆さま、準備をしてくださった皆さま、付近にお住まいの皆さま、本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
~ コウセイ、実感。~ 佼成学園中学高等学校