中学野球部 都大会結果報告
第63回東京都中学校野球秋季大会出場! ベスト16進出! 名門校にあと一歩及ばず! 10月16日に東京都中学校野球秋季大会第一回戦が行われました。本校は北区の強豪、稲付中と対戦。都大会の独特の雰囲気の中、両者一歩も引かぬ、行き詰まる投手戦を展開します。エース至極くんが苦しみながら、ピンチを乗り切ると3回、足を絡めた攻撃で虎の子の1点を奪取。その後も至極くんが踏ん張り、1―0で本校が接戦をものにしました。 「都大会でも俺たちならやれる」と手応えを感じたチームは、翌17日に、昨年度東京都選手権野球大会を制した足立九中と対戦。名門校を前に重圧のしかかる中、自分たちのやってきたことを信じ、臆することなく臨みました。 初回、いきなり2番木田くんがレフトの頭上を越える3ベースでチャンスをつくります。喉から手が出るほど欲しい先制点…。しかし、後続がチャンスを活かせず得点ならず。さらに2回もチャンスをつくるものの、あと一本が出ないという嫌な展開。そんな中、尻上がりに調子を上げる足立九中のエースに対し、次第に好機をつくれなくなります。一方、本校エースの至極くんも素晴らしいピッチング。4回までヒットすら許しません。しかし悪夢は5回の裏に待っていました。先頭打者に初めての安打を許すと、7番打者のフルスイングから放たれた打球はレフトの頭を越え、絶対に取られたくなかった先制点を奪われます。しかしその後も至極くんは動揺することなく、足立九中打線をシャットアウト。最終回の攻撃に望みを託します。先頭打者がヒットで出塁し、代打岡くんが右中間に運ぶ2塁打で2アウト2、3塁という一打逆転のチャンスをつくります。「頼む。打ってくれ…」皆の心が一つになります。しかし次打者が三振でゲームセット。 「勝てる試合だった」という悔しさで、試合後胸がいっぱいになる選手たち。しかし、都大会の常連校相手に一歩も引かぬ実力を見せつけました。この悔しさを忘れずに、春は一回り成長したチームで、都大会に帰ってきたいと思います。ご声援どうもありがとうございました。 ~ コウセイ、実感。 ~ 佼成学園中学高等学校