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2010/07/02

高校球児たちの熱い夏が始まります!

Hp 第92回全国高等学校野球選手権大会西東京大会が
7月3日(土)より始まります。

佼成学園の試合予定は次のとおりです。
(天候などにより変更になる可能性があります)

 第2回戦 対:都府中東 
7月11日(日)10:00 あきるの市民球場


東京都高野連のホームページへ(佼成学園は西東京大会の20番です)


~夏の大会で負けるとほとんどの選手たちは涙を見せます。立ち上がれないほどまでに泣いて泣いて・・・・・・。高校野球の取材をはじめた頃は、どうしてそんなに泣くのか理解できませんでした。もちろん、悔しいのはわかるのですが、その泣き方が半端ではないのです。

 でも、そのわけはすぐに分かりました。選手たちが泣くのは、負けた悔しさだけではないのです。夏の大会で負けるということは、「別れ」なのです。このチームでもう仲間と一緒にプレイできないこと、苦楽を共にしてきた仲間との別れがあることが大きいんじゃないでしょうか。

 彼らにとって大切な仲間とは、野球のうまい下手とは関係ありません。選手たちは単に野球の技術だけでなく、人間的な部分を互いによく見ているんです。

 レギュラーから外されてしまった選手を思いやって一緒になって泣いてくれる仲間、いつも先頭に立って黙々とグラウンドの整備をしてくれる仲間、レギュラーを裏から支えてくれる控え選手・・・・・・。野球の技術を超えたところで、「あいつがいないと僕たちは野球ができない」っていう仲間がチームにはいるんです。そんな仲間に支えられているから野球ができるということを彼らは本当によくわかっているのです。(略)

 夏の大会には全国で4000校以上が出場しますが、優勝するたった一校を除いて、すべての球児が同じように一度の負けを経験します。そこに至るまでには、いろんなことがあって、そこには試合を見るだけでは決してわからないヒーローがたくさんいるんです。

 今年の夏も、そんなヒーローたちに出会うのをとても楽しみにしています。~


「部活魂!」岩波書店編集部編(岩波ジュニア新書)
   長島三奈さんの「夏、ヒーローたちの季節」より引用(緑色文字部分)
   ながしま・みな
        テレビ朝日スポーツ記者
        全国高校野球選手権大会のダイジェスト番組「熱闘甲子園」のキャスターを務める


 佼成学園もそのたった一校を目指して、全員野球でがんばります。

 背番号をつけている選手にも、背番号をつけていない選手にも、そして応援に駆けつけた生徒たちにも、一人ひとりかけがえのないストーリーがあります。

 今まで努力してきたこと、そしてこの夏に経験したことが、彼らをさらに大きく成長させてくれることでしょう。

 あなただけのヒーローを探しに、そしてあなただけのヒーローを応援しにこの夏球場へでかけてみませんか。球場でお会いしましょう!

                                         ~ コウセイ、実感。~ 佼成学園中学高等学校