高校生の総合学習に参加して。
先日、高校1年生の総合学習で進路学習を行いました。その際、佼成学園の卒業生で、イタリアンワイン&カフェレストラン「サイゼリヤ」取締役会長の正垣泰彦様にお越しいただき、講演会を行いました。
講演内容は、ご自身の学生時代の話から始まり、「サイゼリヤ」を起業した理念である『多くの人に美味しいイタリア料理を安く食べさせてあげたい』という他者のための気持ちがあったから成功し、自分だけの利益や幸せのためだけに頑張っても成功はしないという成功の秘訣を詳しく解りやすくして頂きました。また、現在の社会で就職するには強い意欲と教養が必要で、この教養を身に付けるためには学校での勉強が不可欠であることなど、社会の厳しさも伝えて頂き、生徒は真剣に聞くと共にこれからの活動について考えているようでした。
正垣様、佼成学園の生徒のために貴重なお時間を割いて、生徒にとって人生の指針になるようなすばらしいご講演をいただき、本当にありがとうございました。
私は、今回の講演内容が「自分さえ良ければではなく、人に対するおもいやりの気持ちや他の人を幸せにすることで自分も幸せになれる」という、まさに佼成学園の建学の精神につながる考え方であると共感しました。
今後、佼成学園の校訓である「行学二道」の実践にもっともっと力を入れて、人間性・人間力豊かな教養のある若者を育てていきたいと思います。
学校長 榎並紳吉