« 【国際交流】 国連平和写真展が始まりました | メイン | 【中学】【高校】 平成28年度 入学式が行われました »

2016/04/09

1学期始業式 校長訓示

みなさん、おはようございます。
今日は始業式です。学校にとっては新たな一年が始まる日です。
明日が入学式なので、今日は中学1年生と高校1年生はいません。来週はじめの対面式で全員がそろいます。
君たちには3月の修了式で「この春休みに一年を振り返り、自分を一層見つめなおしてほしい」という話をしました。そして「始業式には、一年間の目標とその取り組みについて考えて来てほしい」と言いました。みなさんはしっかり考えてきてくれたでしょうか。一つの例ですが、この春休みに吹奏楽部は定期演奏会を開催し、現高校3年生はこれを機に引退し、部活動から受験勉強へと切り替えが行われました。春休みはこのような転換の時期でもあります。

私は毎年この佼成学園をもっともっと素晴らしい学校にしたいと思っています。素晴らしい学校とは、生徒全員が大きく成長でき、学校生活を楽しみながら充実した活動をし、卒業するときには「この学校に来てよかった」「この学校だから充実できた」「楽しくて最高だった」という思いを抱いてくれる学校だと思っています。今年3月の卒業式では、多くの卒業生が涙を流しながらご両親や先生方に感謝をしていました。佼成学園の学生生活が最高だったと言って卒業してくれました。このような場面を見るにつけ、佼成学園は素晴らしい学校だと感じています。しかし私は欲張りな性格なので、今年はさらに素晴らしい学校にしたいと考えています。

佼成学園では新しい活動が続きます。今年度より中1から高2まで生徒全員にiPadを持ってもらい、授業をはじめ先生方とのコミュニケーションや部活動などに活用していきます。私は毎朝7時頃学校に来て、まず始めに君たちの学習記録やメッセージを確認します。今朝、ある生徒から「始業式の校長先生のお話が楽しみです。」とコメントをもらいました。非常にうれしいと思いつつ、責任の重さも感じています。このように、生徒のみなさんとコミュニケーションが取れるということは、私にとっても嬉しいことだと感じています。みなさんもぜひ、iPadで学習記録やメッセージを入れてほしいと思います。


 
そしてもうひとつ、私は欲張りな性格だと言いましたが、君たちにも欲張りになってほしいと思いっています。君たちの中には「自分にはあまり能力が無いから、そんなに頑張っても結果はついて来ない」と思っている人がいるかもしれません。これは間違った判断です。君たち一人ひとりには大きな可能性が必ずあります。目標をつくるときに自分の可能性を信じなくては、その達成はできません。もっと自分の可能性を信じ、欲張りになってください。「行学二道」の精神にもつながることですが、クラブ活動を頑張っているから勉強はできないという妥協はしないでください。きっとできます。君達ならできます。妥協したり自分の可能性を疑うことをせず、目標に向かって、自分を信じてがんばってください。

最後に私の好きな言葉を一つ贈ります。先ほどの話につながるところもあると思います。
『努力したものが全て報われるとは限らない。しかし、成功した者は皆すべからく努力している。』
この言葉を胸に、努力を惜しまず一年間頑張りましょう。

佼成学園中学高等学校 学校長 榎 並 紳 吉